ADHD、パニック障害、鬱と共に生きるちまきと申します。
ADHDの性質なのか、印象深い出来事は幼少期の事でも昨日の事のように覚えている事が多々あります。
それはまるで皮膚のすぐ下を流れる血のごとく、少し引っ搔けば今すぐにでも記憶が湧き出る感覚です。
今でこそ当たり前のように耳にするようになった「ADHD」「発達障害」と言ったワードですが
私が初めて診断されたときはまだ世間では注意欠陥多動性障害という名前の認知度も低いような時代でした。
現在私には小学生の娘がおります。育児の最中に何か気になる事があればすぐにネットで発達障害関連の記事を
読む事も少なくありません。
同じような体験談を書かれている方のブログを見ては「なるほど」と勉強させていただく事も多々あります。
それならばもしかすると、ADHDと共に生きた私の話が同じように誰かのお役に立てるのでは?と考えました。
体験談を書くには幸いというべきなのか、冒頭でお話させていただいたように私には過去の記憶が鮮明に
残っている部分が多々あります。
話が本題から逸れがちな文章でお見苦しい部分もあるかもございませんがADHDのリアルとして
寛容な心で見て頂けると幸いです。
ブログタイトルの「ADHDはアビリティ」の由来ですが、私はADHDがハンデであるとは考えておりません。
ADHDの方には何か突出した才能や能力を持っている方が多いです。
好きな事をやり始めると周りが見えなくなるくらいの集中力を見せるというのはADHDの方に見られる
代表的な性質のひとつだと思います。
私自身音楽の仕事に夢中になると熱中しすぎて朝か夜かも気にせず10時間以上ろくに休憩もせず
作業に没頭することがザラにあります。
それが苦でもなんでもなくこなせるのはある種の能力(アビリティ)だと捉えています。
全教科オール3点を取るのではなく、特定の科目だけ5点、他はイマイチ・・・
そんな自分が嫌いではありませんし同じような境遇の方を応援したくなります。
そんな私は小さな頃から手先が器用で絵を描く事や物作りが大好きでした。中学ではギターに出会い
その楽しさに夢中になりました。
そして大人になった今、大変ありがたい事に絵や物作り、音楽で収入を得る事ができるようになりました。
反面、前述のとおり秀でた面があればイマイチな分野もあります。私の場合は基本的に学がありません。
もう少し詳しく言うならば中学生で習う勉強は大体わかりません。
それでも生きていく上で不便を感じたことはほとんど記憶にありませんし、所謂学歴コンプレックスといった
ストレスとも無縁です。
どうしても知識が必要になればその時に調べて学べば良いという考え方をしております。
このブログもゼロから自分で作りましたが、始める前は「ドメイン?サーバー?」とまったく何も分からない所からの
スタートです。ブログ全体のデザインや見てくれはプロに適うはずもありませんがブログを開設するという
当初の目標は達成できました。
自分が必要とする情報を都度調べ学び生きていくという選択肢も悪くありません。
と言っている傍からなんだか話が逸れてきましたがこれも修正はせずに敢えてこのままにしておきます。
私の半生が誰かの必要とする情報のひとつになれれば幸いです。